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パチンコとの出会い!4

前回の続きから…

パチンコとの出会い4話

パチンコにハマる…

パチンコを初めて打ってから

完全にパチンコの虜になってしまいました

それからは週に2~3回のペースで

仕事前にパチンコ屋に

通うようになったのでした。

勝ったら翌日も行き

負けが込み金が尽きたら

給料日まで我慢という日々です((笑)。

もう完全ハマってました。

あんなに何かに夢中になるのは

ゲーム以外なかったくらいです。

そんなパチンコにハマってる

自分を否定的に見てはいませんでした。

まだ10代ということもあり

あまり深く考えていなかったのです!

「パチンコくらい誰でもやるさー」

「別に借金してるわけじゃないし」

「自分のお金をどう使うかは自分の勝手でしょ」

「誰にも迷惑かけていないんだからいいじゃん」

こう言い聞かせ依存症の自覚が無いのです

そもそも当時は

ギャンブル依存症なんて言葉自体

聞かなかったので

深刻な状況だと認識出来ないのです。

たまに好きなゲームが発売されれば

パチンコを封印して

ゲームに夢中になることもありましたが

飽きたらまたパチンコ屋に直行です。

当時何のゲームが

流行っていたか思い出したら

思い出したのがFFでした。

その頃はまだまだPS1の全盛期

PS2がでる直前だったはず…

まぁゲームの話は置いておいて

ゲームよりパチンコの方がより

夢中になれたということです。

パチンコはお金が絡みますからね

実生活に影響するだけあって真剣です。

勝って勝者の気分を味あうか

敗者のどん底に突き落とされるか

もうドキドキです。

そうこのドキドキ感というか

ハラハラする感じ

当たりかハズレかの瞬間の緊張感

これを体験したくて

パチンコ打つのかもしれません。

脳がこの刺激を求めるのです!

日常生活では味わえない感覚というか…

この感覚の体験をまた味わいたいと

本能のように求めるのです。

例えるなら

スリルを求めて危険地帯に行く感じ…

と言ったところでしょうか…

ともあれパチンコ三昧の生活です。

何という虚しい時間を過ごしたと今なら自覚できます。

実際にこういう悲しいデータがあります

他がに有意義な過ごし方があったはずです。

パチンコを打ちたいがために

友人の付き合いは減り

お金の金銭感覚が狂い金遣いがあらくなり

着実にダメ人間の道に近づいていくのです!

そして職場の人間も

パチンコ屋のスタッフだけあって

パチンコ好きも多く

パチンコの話題にこと欠かせませんでした

「勝った?」

「あの台面白い?」

「今日負けた~」

パチンコ・スロットの話ばっかりです。

勿論全員がパチンコするわけじゃなく

一切しない人もいます。

でも少数派でした!

中には常連客だった人が

面接に受かって働く人もいました(笑)。

そして自分と同じ様に

他店のスタッフがうちの店に来て

打ちに来ることも当然ありました。

店長も敵情視察と言って

他店で打ちに行ってました

本当に視察かどうか怪しいもんです。

男性スタッフでも茶髪・ピアスと

接客も今ほどしっかりしてませんでした。

客に声を掛けナンパする奴…

後ほど彼はクビになりますが(笑)。

堂々とホールでタバコを吸う店もあったそうです。

今では考えられないですね。

とまぁパチンコ屋に就職したキッカケで

パチンコにハマってしまったのでした。

それまでパチンコに対しては

どちらかと言うと

マイナスのイメージが強く

良い印象はありませんでした!

パチンコは傍から見ればギャンブルです。

ギャンブルする人間はだらしない人

というイメージがあります

自分もそう思ってました。

自分の父親もパチンコ好きで

休みの日は大抵パチンコでした

子供の頃はそんな姿を見て呆れてました。

「何処か連れてってよ」

と思ったものです。

こんな大人にはなるまいと

誓ったはずなのですが(笑)。

実際にパチンコ屋で働き始めて

客を観察してると尊敬に値するような

人はいませんでした。

この頃はまだ客もガラが悪く

態度からして良い印象を持ちませんでした。

台をガンガン叩く

ガムをわざと台に付ける

灰皿に灰を落とさない

スタッフに八つ当たりする

運が悪いとスタッフの車が

キズを付けられたりします。

(駐車場の遠いところに停めていたので、スタッフの車だと常連客にはもろバレだった…)

こんなことが続くと

パチンコする人間はロクな奴はいない!

そう思うのも仕方ありません。

でもこっちは仕事だから仕方なく

心のない笑顔

対応しなくてはならないのです。

「なんでこんな奴に頭下げなくてはならないんだ?」

「客だと思って偉そうな態度取りやがって」

「テメーまた来たのか?もう来るな!」

こんな感じで

心に思いながら接客するのです。

ですからもしかしてその態度が

無意識に顔に出ていたかもしれませんね

同じ接客業でもパチンコ屋じゃなく

高級レストランやブランドショップの

客層とは全然違うと想像できます。

パチンコ屋はまるで

社会の底辺の人間が群がる場所…

という感じがしてならないです。

まぁ自分もその仲間になるのですが…

そしてここから子供の頃に

思い描いてた人生と

違う道を歩むことになるのです…

続く…

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