孫子の兵法と
パチンコの立ち回り!
目次
後編!
では前編の続きから
前編は一~四篇
孫子の兵法のパチンコの応用
勢篇 – 上述の態勢から生じる軍勢の勢いについて
孫子は言う
戦いとは
正攻法を用いて奇策を巡らせて勝つ
正攻法と奇策を上手く用いれば
臨機応変に対応できる。
だがどちらも欠けては成功しない。
奇策も正攻法があって活きるのです。
外交においても背景に軍事力があって
発言力が増すのは事実なのです。
正義無き力は暴力で
力無き正義は無力である。
奇策を用いて敵軍を餌で釣ったり
利益を見せて敵軍を
自由自在に操れば主導権はこちらのもの
パチンコにおいては
基本は正攻法のボーダー理論で
立ち回ることが大事。
それに加えて奇策の
止め打ち・捻り打ち・天井狙いを
駆使すれば選択肢は増える。
昔なら潜伏確変狙い専門で
立ち回る者もいた。
でももういなくなった…
正攻法ではなく奇策だからです。
奇策のみで立ち回るから
それが使えなくなると終了です。
奇策だけではいずれ立ち行かなくなる。
対策されたりすれば成す術がない。
何事も正攻法の基本をなくして
成功は有り得ないのです。
正攻法だけでは選択肢が少ない
だが奇策だけではいつまでも通用しない
虚実篇 – 戦争においていかに主導性を発揮するかについて
孫子は言う
巧みに戦う者は虚実を交ぜて
敵軍を翻弄する。
真実と噓を織り交ぜて自軍の
目的・進行・意図を巧みに隠す。
自軍の動向を読めない敵は
すべてに対応しようと
兵力を分散してしまうのだ。
兵力分散の愚を冒してしまう。
このように主導権を握れば
有利に事を運ぶことが出来る。
パチンコにおいては
戦力は集中すべき…。
打つ台は一点集中。
あれもこれも手を出せず
「これ」と決めたら
その台に集中しよう。
パチンコにおいては
台選びで勝敗が決まると
言ってもいいです。
しっかりと
ボーダー以上にまわる台を
確保したら最後まで打とう。
途中、連チャンした出玉が
のまれることを恐れて
止めてしまう人もいます。
そんなことをしていれば
大勝ちはできません。
理論上でも打てば打つほど
出玉は増えるのです。
勿論、出玉がのまれてしまう
こともあるでしょう。
でも経験上、更に出玉が
増えることの方が多いです。
ボーダー理論がいかに正しいか
体で理解するのです。
これはパチンコに限らず
投資の世界でもそうみたいです。
「投資は集中しろ」です!
軍争篇 – 敵軍の機先を如何に制するかについて
孫子は言う
およそ用兵の原則は
将軍が軍を編成し人員を集め
敵と対峙するまでの間であり
相手の機先を制する「軍争」が
一番難しいと。
「軍争」は利益をもたらすが
同時に危険もはらんでいる。
全軍が揃って有利な地点を
確保しようとすれば敵に出し抜かれる。
部隊それぞれ有利な地点を
確保しようとすれば足の遅い補給部隊が
後方に置き去りになる。
兵站がなければ戦えない。
「古来、飢えた軍隊が勝った例はない」
オスカー・フォン・ロイエンタール
用兵は敵の裏をかくことが基本。
風のように早く動き
林のように静かに進み
火が燃える如く一気に侵略し
山のように動かず
暗闇のように存在を知られず
雷のように激しく攻撃する
用兵の原則は、高い丘にいる敵に
向かって攻めてはならない。
丘を背にして攻めてくる敵を
迎え撃ってはならない。
士気の高い兵には手を出さない。
母国に退却してる敵の進行を
妨げてはいけない。
包囲した敵には逃げ道を
塞いではいけない。
窮地に追い込まれた敵は
生き延びようと必死に抵抗し
思わぬ事態になるからである。
パチンコにおいて
パチンコにおいて兵站とはなんだろう?
それは軍資金のことでしょう。
パチンコを打つには
当然お金が必要。
お金がないとパチンコを
打つことはできないので
ある程度は確保する必要がある。
運が悪ければ一日で10万以上
負けることもあるのがパチンコ。
そうなった時に資金が尽きて
打てないという状況は避けたい。
では資金が少ないうちは
打たない方がいいのか?
「打たない方がいい」が
やり方次第では低投資でも
充分勝負できる。
スペックを甘デジや羽モノに
絞ることで対処しよう。
資金がまだ少ない状況で
ミドルで勝負するのはリスクが高い。
状況に合わせて戦略を変えよう。
無理はしないこと…
無理をすればろくなことはない。
そして少しでも投資を抑える為に
貯玉を利用するのは極めて重要です。
今は等価店は少ないからこそ
貯玉は有効なのです。
それぞれ交換率は店や地域ごとに
違うでしょうが、差玉の分が浮くのは
とても有利な条件です。
積極的に会員になり
貯玉は利用すべきです。
九変篇 – 戦局の変化に臨機応変に
対応するための9つの手立てについて
孫子は言う
軍を編成し兵士を統率しながら
進撃するにあたり
1足場の悪い地には宿営してはならない
2他国と三方の地では親交を結ぶ
3本国から遠く離れた地では
とどまらず素早く通り過ぎる
4周囲が囲まれてる地では後退する
5周囲を敵に包囲されたら
死に物狂いで戦って脱出する
6道の中には通ってはならない道がある
7敵には攻撃してはならない敵がある
8城には攻撃してはならない城がある
9土地を奪取してはならない土地がある
敵が来ないことをあてにしてはならない
いつ来てもいいように備える。
敵が攻撃して来ないことをあてにしない
攻撃できないような態勢を整えよ。
軍を指揮する将軍には5つの危険がある。
1決死の覚悟だけで思慮に欠ける
者は敗死する
2生き延びることしか頭にない者は
捕虜にされる
3短気で怒りっぽい者は軽んじられる
4清廉潔白だけの者は侮辱される
5人情の深い者は気苦労が絶えない
これらの5つは将軍として
足りない部分であり
用兵で災をもたらすものである。
パチンコにおいて
不利な立ち回りはするな
ということですね。
当たり前のことなんですが
その当たり前の知識がないから
当たり前のことができないのです。
ボーダー以下の台を打つことは
勿論のことなんですが
加えて閉店間際にもかかわらず
打ったりする人も大勢います。
しかも当たる可能性が低い
ミドルのスペックを選んだり…。
都合よく当たって連チャンが
来ることをあてにして打つ
コントロール出来ないものを
何とかしようとするのです。
パチンコは理論的思考が大事
感情に振り回されては勝てない。
すぐカッとなる者はパチンコはもとより
ギャンブル自体向いてない。
のまれて出玉がなくなるのを恐れて
途中で止める者は
いつも少額しか勝てない。
感情に支配されず
理論的思考を常に意識すべし。
行軍篇 – 軍を進める上での注意事項について
孫子は言う
1山を越えるには谷沿いに進み
敵より高い位置を占め、戦う時に低地から
高地へ攻め上がってはけない
2川を渡り終えたなら必ず川から離れる。
敵が川を渡っている時は、半数が渡り
終えてから攻撃すべし
3沼沢地を越える場合には素早く通過し
休息してはならない
4平地では高台を背後にと右におき
低地を前方に配して布陣せよ
(多くの者は右利きだから)
軍は兵が多ければ良いというものではない。
猛進しないようにして
戦力を集中して敵軍をよく考えて
行動すれば勝てる。
兵士達がまだ将軍を信頼していないのに
懲罰を行うと、彼らは心服しない。
逆にもう信頼を築いてるのに
懲罰を行わないと規律が乱れる。
兵を指導するにあたっては
「暖かさ」をもって行い
命令するにあたっては
「厳しさ」をもって行う。
このようなことは
普段から法令を守っていれば
命令しても従う。
法令を守っていなければ
命令しても従わない。
パチンコにおいて
これは組織運営を説いたもの
多くのパチプロは1人。
だから参考にはならないです。
でも軍団を率いる者には
参考になるかと思います。
何事も健全な組織を運営するには
公平性が重要だということ。
そしてルールは徹底して
誰か特別扱いしてはならない。
そして地形に関しては
不利な地形は回避し
有利な場所で戦えと説く。
これは店は選べと捉えても
いいでしょう。
優良店で稼働するべきで
それ以外の店には
近づいてはならない。
地形篇 – 地形によって戦術を
変更することを説く
孫子は言う
戦場の地形には、四方に開けた地形
障害物が多い地形、枝分かれた地形
道幅が狭まった地形、高く険しい地形
両軍の陣地が遠く離れてるものがある。
1、敵味方も簡単に来れるのは
「四方に開けた地形」である。
敵より先に高台に布陣し、補給線を
確保すれば有利になる。
2、行くのは簡単だが引き返すのが
難しいのが「障害物が多い地形」。
敵に備えがなければ勝てるが、備えが
あれば勝てず、引き返すのも困難である。
3、敵味方不利なのが
「障害物が多い地形」である。
敵の挑発に乗って進軍してはならない。
4、「道幅が狭まった地形」では
見方が先に占拠していれば待ち受ける。
5、「高く険しい地形」でも見方が
先に占拠してれば待ち受ける。
敵が待ち受ければ後退して立ち去れ。
6、「両軍の陣地が遠く離れてる地形」
の場合、戦力が互角ならばこちらから
仕掛けるのは困難、戦えば不利になる。
これは6つの事柄は指揮する者は
考慮しなければならない。
兵士の中にも危険な要素が
はらんでいる。
1、逃亡する者
2、気持ちが緩む者
3、気持ちが萎える者
4、崩れる者
5、乱れる者
6、敗走する者
地形は軍事の補助的な要素である。
敵を分析して勝算を立て
地形が険しい平坦か、遠いか近いかを
考え全軍を指揮するのが将軍の役割。
こうしたことをわきまえて戦う者は勝ち
わきまえない者は負ける。
主君の反対の命令でも勝算がある時は
ためらわず戦うべき。
自分の功名をかえりみず進む時は進み
罪に問われることも恐れないで
退くべき時は退く
それが結果として兵士を無駄死にせず
国益にもなる。それが将軍の役割
パチンコにおいて
立ち回りは徹底して崩してはダメ!
周りや根拠のない助言には
耳を傾けずに、自分の立ち回りを
貫くことが重要です。
噂や流言には惑わされずに
自分の目で確かめよう。
思うように結果が出ない時は
気持ちが揺らいでしまうものです。
九地篇 – 9種類の地勢について説明し
それに応じた戦術を説く
孫子は言う
地形における用兵には「散地」「軽地」
「争地」「交地」「衢地」「重地」
「圮地」「囲地」「死地」がある
1、諸侯が自国の領地で戦うのが「散地」
2、敵の領内に入ったが
まだ深入りしてないのが「軽地」
3、味方が取れば有利になり
敵が取れば有利になるのが「争地」
4、味方も敵も自由に
行き来できるのが「交地」
5、諸侯の領地が三方に続いて
交通の要衝となるのが「衢地」
6、敵の領内奥深く侵入し、多数の
敵の城を後方に位置するのが「重地」
7、山林や沼沢地を越えて
進軍が難渋するのが「圮地」
8、中に入り込む道が狭く、引き返す
道は曲がりくねって遠く、敵の伏兵で
味方の大部隊を攻撃できるのが「囲地」
9、迅速に突撃すれば生き延びるが
送れると全滅するのが「死地」
散地では戦闘してはならず
軽地では立ち止まっていけない。
争地では敵が先に占領したら
攻めてはならない。
交地では全軍の隊列を
切り離してはならない。
衢地では他国と進行を結び
重地では物資を略奪する。
圮地では速やかに通過し
囲地では策謀をめぐらせ
死地では速やかに死闘する。
戦上手は敵の前軍と後軍との連絡を絶ち
大部隊と小部隊と連携させない。
身分が高い者と低い者が助け合わない
ように仕向け
敵兵が団結しないようにした。
味方が有利な状況になれば行動し
有利にならなければ次の機会を待つ
兵士は危険な状況なると、もはや
危険を恐れなくなる。
どこにも逃げ場がなくなると
決死の覚悟を決め、敵国に
深く入り込むと一致団結する。
パチンコにおいて
優良店をいくつ知ってるかで
稼ぎが変わってくるでしょう。
その為には情報収集は怠らず
常に周囲のホールに目を光らせる
そこの常連客やプロと
仲良くしてれば有益な情報が
得られることもあります。
今だったらネットやSNSを
活用すれば比較的難しくない。
打つだけが勝つことではなく
如何にして優良店を確保するかが
有利に立ち回る条件になってきます。
精神面はパチンコではあまり
意味をなさないのですが
プロとして活動する者には
常に背水の陣の気持ちで
立ち回る方がいいですね。
勝たないと生活できないわけですから
火攻篇 – 火攻め戦術について
孫子は言う
火を用いる攻撃法には五種類あると
1、兵士を焼き討ちする
2、野外に積まれてる物資を焼き払う
3、輸送中の部隊を焼き討ちする
4、物資を補完する倉庫を焼き払う
5、敵の補給路や橋を焼き払う
火攻めを有効に使うには
将軍の聡明さが必要。
水攻めは敵軍を分断することはできても
敵軍の戦力を奪うことはできない。
このような戦術を用いてでも
一刻も早く戦争を終わらせるべき
ダラダラと戦争を続けるのは
最悪の行為と孫子は言う。
戦争が長引けば国力は疲弊し
戦争が長引いて良かった試しはない。
優れた将軍は戦いを短期決戦に持ち込む
利益にならなければ動かず
得るものがなければ動かない
国家の利益に見合えば軍事力を行使し
見合わなければ思いとどまる。
一時の感情で軍を動かしてはならない
怒りはいつか収まる
だが失われた命や国は
二度と戻らない…
パチンコにおいて
感情的になってはパチンコは
打っては勝てない。
感情で勝てれば苦労はしませんよね?
パチンコは統計学。
そこを無視した立ち回りをすれば
痛い目に遭います。
数字はウソを付かない。
この現実を無視しオカルトや
あやふやな情報で立ち回れば
必ず痛い目をみます。
期待値の計算を間違ってはいけない。
ボーダー以上なら打つ!
ボーダー以下なら打たない!
負けたお金は2度と
戻っては来ないのです。
当たれば何とかなるかも…
連チャンすれば…
それは希望であって
打つ原動力にはなるが
勝つ戦術にはならない。
用間篇 – 「間」とは間諜を指す。
すなわちスパイ敵情偵察の重要性を説く
戦争はとにかく金がかかる
金だけではない。
人員、物資ととにかく膨大な量になる。
長引けば人心を失い
疲弊すれば同盟国の裏切りなどで
国は亡ぶ
にもかかわらず
地位やお金を与えることを惜しんで
敵情を知ろうとしないのは問題外。
優れた将軍は勝つ為に
予め敵の情報収集を怠らない。
事前に情報を知ることは
どれだけ戦局を有利になるか…
これらは神の言葉では達成されず
人の手によって行われるもの。
だからこそ間者(スパイ)の存在を
使いこなさなければいけない。
1、因間は敵国の民間人に
諜報活動させるもの
2、内間は敵国の管史に
諜報活動させるもの
3、反間は敵国のスパイに
諜報活動させるもの
4、死間は虚偽の情報をスパイに
敵に流して欺くもの
5、生間は敵国に侵入した後に
生還して情報をもたらすもの
間者は全軍の中でも最も信頼し
高い報酬を与え
最も隠密にしなければならない。
パチンコにおいて
よく昔からホールの設定を
知る内部の者と組んでる話は聞く
実際にあることらしいし
これをやれば勝てるだろう…
が、オススメはしない!
昔と違い監視体制も厳しいし
それにいつかはバレる。
長続きしない!
これは戦争ではない!
国民の命や財産がかかってる
わけではないし
自分のエゴだけで違法行為は
するべきではない。
無論スパイは戦争だけではなく
産業スパイもいる
だがパチンコでそこまでリスクを
負っても、それに見合うだけの
リターンが得られるとは思えない。
ただ、ホールの人間とは
親しくなる分には問題ないでしょう。
思わぬ情報を教えてくれる
こともあり
それだけでも価値があります。
最後に…
軽い気持ちで孫子の兵法と
パチンコをやってみようと
始めましたが
えらい時間がかかりました。
この記事は今までで一番の
文字数になりましたが
それでも説明が足りないくらいです!
大分内容を省いています。
無理にパチンコとつなげるのではなく
普通に孫子の兵法の解説を
やるべきだったかも…
孫子の兵法の名言の数々も
省いていて中途半端になってます。
この孫子の兵法を初めて読んだのは
高校生くらいの歳だったかな⁉
本当に良書だと思います。
とにかく内容は徹底して現実主義で
だからこそ信頼におけます。
兵法書でありながら
戦争を賛美せず
回避することに念頭に置いてます。
戦争は金・命・物を失い
しない方が良いからです。
でもこの孫子の兵法の筆者は
平和主義者でもありません。
いざという時は戦う
その気概あるからこそ有効なのです。
話し合いですべてが解決するなら
とっくの昔に戦争はなくなってます。
自分がその考えでも
相手もそうだとは言えないからです。
それに歴史を見れば
ハナから話し合いをするつもりはなく
始めから侵略する意図がある
ものばかり…
どちらかと言うと話し合いは
戦局が不利になり仕方なく
話し合いに応じるのです。
そういう現実を忘れてはいけないと
考えさせられます。
よければ実際に
「孫子の兵法」
手に取って読んでみて下さい。
読んで損はしないでしょう。