目次
父親の突然の死!
2月のある日の夜!
一夜明けて…
変化した生活!
生活費
税金
借金
必死にパチンコ打ってた…
2月のある日の夜!
パチプロとして3年が経った頃です。
いつものようにパチンコ店で稼働して
途中レンタル屋により
夜に家に帰りました。
家に帰ってすぐに違和感を感じました!
家が電気が点いておらず
真っ暗だったのです。
玄関を開け
「おーいっ」
と叫んでも反応無し…
この時点でイヤな予感がしました。
というのも親父は糖尿病で
しかも心臓の手術も受けて
健康とは言い難い体だったからです。
確かめに2階の寝室に行きました。
部屋を開け
「オイッ」
声を掛けるもまったく動かない…
「あ~」
もう覚悟しました…
そばにより肩をゆすったら
体が硬直して動かなかったのです。
取り乱しはしませんでしたが
「まさか」という思いでした。
長くはないだろうとは
思っていましたが
こんなに早くとは予想外でした。
取り敢えずこのままという
わけにはいきません。
近所に住んでる叔父さんに
連絡することにしました。
叔父さん達も予想外の訃報にビックリ!
叔父さんも死んでることを確認し
警察に連絡を入れました。
そのあいだもう一人の
叔父さんと妹にも連絡。
どちらも信じられないという
ニュアンスでした…
そして1時間もしないうちに
警察が来て親父を確認。
遺体を救急車に乗せ
病院に運ばれました。
その間に警察から色々と
事情聴取を受けました。
病院とかで医者が立ち会わなければ
事件の可能性もあるので
殺人ではないという
アリバイの確認の為でしょう。
病院以外での死亡は
一応捜査するようです。
なんだかんだ言って
2時間以上質問を受けました。
もう親父の死に感傷を浸ってる
暇もない状態でした。
夜も遅いということもあり
続きは翌日警察署でということになり
ようやく落ち着きました。
いや落ち着くわけありません。
明日はどこのパチンコ屋に行くか
家に帰る途中で考えてましたが
もうそれどころではありません。
自分の部屋に入り
「どうしよう、どうしよう」
という感じで眠れなかった…
う~ん仕方ない!
こうなったら
気を紛らそうと借りてきた
DVDを観たのです(笑)。
今考えれば何故そのような
行動をとったか説明出来ません!
因みにDVDの中身は
アニメの「宇宙兄弟」です。
一夜明けて…
そして翌日に病院から連絡が入り
死因が分かりました。
やはり持病の影響が原因でした。
その死亡診断書で殺人の
容疑は消えましたが
警察署にも行きました。
(死亡診断書のお金も
しっかり取られました)
色々な手続きや確認事項が
まだあるようでした。
それを済ませましたが
まだ終わりではありません。
葬儀の手配や役所の死亡届け
親父の金融機関の手続き
親戚への連絡、寺への連絡…
もうやることがいっぱいでした💦
勿論、すべて自分でやったわけではなく
親戚の人達にも手伝ってもらいました。
それからも大変で何よりも
自分が喪主という立場になるのです。
火葬場や葬儀など
MC⁉みたいなことをさせられて
本当に悲しんでる暇がないのです。
ひと通り終わったと思ったら
親父の年金の手続き
電気・ガスの名義変更…
とにかくやることがいっぱい💦
その最中に自分がパチプロ
ということが親戚一同に発覚し
ああだこうだ言われる日々…
もうウンザリして
「なんで死んだっ」
と…思わず叫びたくなりましたねw
そしてなんだかんだあり
3週間過ぎたあたりから
落ち着いてきました。
その頃からもうパチプロとして
再開してました。
もう早く復帰したかったですね…
何故なら打たないと収入に
ならないからです。
葬儀は親戚の勧めもあり
新聞には出せないで
身内だけでやりました。
理由は不祝儀もらえば
後で返さないといけないから
後でお前(ヤン)が大変だから
という理由でした…
その時はあまり深く考えず
言う通りにしたのです。
だから当たり前ですが
誰も人が来ず、葬儀屋の支払いは
全部自分で払いました。
それが約50万…
パチンコで貯めた貯金がほぼパー😭
早くパチンコ打って稼がないと
ヤバイと焦ってました。
パチンコ屋に行くようになり
親戚は親が死んだのにパチンコ…
当然いい顔しないのですが
「じゃあ生活費出してくれるの?」
のひと言で黙りましたねw
そしてそれからのパチプロの活動に
今迄以上に真剣に取り組みました。
何故なら親父が亡くなり
状況が一変したからです。
その理由が…
3つのお金が絡んでたからです!
その3つは…
変化した生活!
生活費
税金
借金
この3つが親父が亡くなり
支払いが増えたからです。
まず1つ目の生活費
生活費
それまでは親父と実家に住んでいました。
ですから光熱費や水道代などは
親父が払っていたのです。
それが今度は全部自分が
払わなければなりません。
まぁこれに関しては当然ですね。
一人暮らしの人はみな
そうなのですから…
この生活費はまぁいいでしょう。
というか今迄生活費出さないで
親父に甘えてましたね…
問題はあと2つの支払いです。
税金
当然家や土地の固定資産税
町内会費、墓の維持費など
全部今度から自分が払って
いかなければなりません。
とにかく何か所有してれば
税金、税金と多い。
払うものが多すぎます!
それも今迄、
親父が払っていたわけですが
親父は公務員でした…
従ってボーナスなんて80万とか
ありましたし定年してからも
年金も公務員だから多い。
だからこそ払っていけたのです。
地方の田舎とはいえ
家を持つだけで大変だと
分かりました。
この田舎では地元の企業に勤めても
雀の涙しか給料はありません。
だからこそ稼げるパチプロを
してたとも言えますが
それでもいきなり支出が増えたのは
きつかったですね…
そして最後にトドメです!
借金
そう親父には借金があったのです!
親父が亡くなり2ヵ月経過した頃
住宅ローンの催促の通知が
来たのです。
「あっまだ銀行には死んだと
言ってなかった!」
すっかり家のローンのことは
忘れてました。
早速銀行に赴き担当者に
会いにいきました。
住宅ローンはローンを組む時に
セットでなんちゃら保険に
加入する必要があるのですが
契約した本人が亡くなれば
その保険がおり
住宅ローンがチャラになるのです。
ところがでした…
その保険…
解約されていたのですよ…
ということは保険が下りず
相続した自分が払う義務があるのです!
これには銀行の担当者も自分も
ビックリです!
それを聞いた瞬間
顔が真っ青になりましたね(笑)。
ここに支出が増え
さらに新たな借金が追加です!
残り約1000万!
「え~~~~~‼」
もう笑うしかないとはこのことw
もう本当に
「どうしよう💦どうしよう💦」
という状態です。
帰って親戚の叔父さん達に報告!
と言ってもどうすることもできません。
「払うしかないじゃない?」
という結論になりました。
ただネットで調べ
幸いまだ亡くなってから2ヵ月
まだ相続を放棄することは可能でした。
正直言ってもう相続放棄しかない!
という結論に自分は至りました。
ところがです!
親戚の反対に合うのです。
なんでもこの土地は
爺さんが世話になった地元の名士
から譲り受けたもので
手放すと世間に顔がなんちゃら…
まっ田舎特有の外面を気にしてるのです。
土地を手放したら
「あそこの息子がどうのこうの…」
という噂を立てられるのが
恥ずかしいのです。
自分からみればホント、
「アホかっ」
と思うのですが、親戚は違うようです。
他人の目を気にして生きるなんて
馬鹿らしいとしか言えないのですが
(そもそも他人の目を気にしてたら
パチプロなんて出来ません)
そこはやはり昔の人というか…
とにかく、お前(ヤン)は○○家の
本家でもあるから
土地は失くされない
というのが親戚一同の見解でした!
今にして思えば
強引にでも相続放棄するべきでした…
結局のところ
土地は失くされないと言うが
お金は出してくれないのです。
口は出すがお金は出せない!
失くさないように協力するかというと
そんなことはしないわけです。
必死にパチンコ打ってた…
そういうわけで
より一層、稼がなければ
いけなくなったのです。
この借金だけでもなければ
ラクだったんですが…
今まで以上にお金を稼ぐ為には
就職という選択はあり得ませんでした
就職してもパチプロ以上に
稼げる仕事は地元には無かったのです。
親父が亡くなる前は
パチンコで稼いだお金で
それなりに遊んでました。
ところが状況が変わり
遊ぶ余裕もなくなったのです。
それどころか
もっとお金を稼がなければ
いけなくなったのです。
それからはパチンコも本当に
台選びがシビアになりました。
以前ならもっと良い台があっても
打ちたい台がボーダーライン程度でも
打ってましたが
もうそんなことは出来ません!
とにかく期待値が少しでも
高い台を探し
以前は気分が乗らなければ
打たなかったのですが
土日以外はすべて稼働です。
止め打ちも積極的に
やるようになり
もう妥協は一切しませんでした。
(おかげで注意されますが…)
こうして自分なりに必死に
稼働してきましたが
結局は時代の波には逆らえず
優良店がドンドン減り
稼働出来ない日が多くなりました。
トドメに封入式パチンコの情報で
引退を決意しました。
(結局、封入式は見送られた)
もし、あと数年親父が生きてたら…
と考えることはありますが
生きていたとしても
結果は変わらなかったでしょう。
どうせ引退するのなら
もっと早く引退するか…
パチプロをしながら
ネットビジネス(副業)に目を向ける
べきでしたね…
でもあの頃は他に目がいかず
稼働することに必死で
余裕がなかったので
どっちにしろ無理でした!
え~普段よりちょっと
長くなってしまいましたが
ここまで自分の一部の人生に
付き合ってくれて
ありがとうございました。
この体験が反面教師になれば幸いです!
こうならないよう普段から
家族でローンや税金のことを
話をしておくことをお勧めします!